きちょーな休日

今の職場に移って辛くなったことの一つが、
週休が一日しかないことだ。
金曜日一日しか休めないというのは
続けてみると慣れるという面もあれば、
疲れがちゃんと抜けずに
じわじわと気づかぬうちに溜まってしまう
ということもある気がする。
それこそ週休一日というのは高校生以来だ
(しかし当時ですら土曜は半休だった)。
当時のように体力が有り余っているならまだしも
もう30半ば、特に今のように風邪が続いてたりすると
木曜の夜から金曜にかけてのこの三十時間余が
無性に愛おしい。


にもかかわらず、
今日も朝6時半に目が覚めてしまった。。。


やっぱ、俺、もうジジイ?


さすがにこれでは後が辛いと思って
昼寝を二時間ほどしましたけど。


昼飯は納豆そばを作りました。
単に冷やしの日本そばに納豆と刻みねぎをのせて
だし汁をぶっ掛けただけです。
でもこういうのが一番ですな。
ほんと、酒じゃないけれど、五臓六腑に染み渡る気がしました。


今日読み始めたのが、佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』。

バルタザールの遍歴 (文春文庫)

バルタザールの遍歴 (文春文庫)

以前たまたま彼女のブログを目にして以来、
この人、只者でないと思いました。ある意味傑物です。
まだ百ページほどしか読んでいませんが、
初っ端から痺れました。
「我が一族直系の男子の名は代々、黄金と没薬と乳香を携えて東方からベツレヘムの厩を訪れたあの三人のマギの名から取ることになっていた。即ちカスパール、メルヒオール、バルタザールである。」(p.11)


堂々腰の据わった重厚な文体、
一文一文が嘗め尽くすに値する
無駄のない文章の連続、
浩瀚な西洋の知識に裏打ちされた細やか且つビビッドなエピソードの連打、
本格小説を堪能したときのみに胸中に拡がる恍惚感にも似た高揚感、
これらすべてを久々に味わいました。
この先物語がどう展開していくのか、本当に楽しみ。


他日、風邪で早引きした際、
燦々と降り注ぐ陽光の下で
庭とバラがあまりに目映く見えたので、
フラフラしながらもシャッターを切ってみました。
うちの飼い猫の一匹もチラッとカメオ出演